『ウィリアム・モリスと英国の壁紙展』に行きました 松坂屋美術館で2/17まで開催中です ボタニカル柄が美しくてハマりそう♪
ウィリアム・モリスと英国の壁紙展に行きました。 松坂屋美術館で2/17まで開催中です。
エレベーターもウィリアム・モリスのチラシ仕様ですてきです。何階でやってるか調べてなかったのでとても助かりました。
ウィリアム・モリスはイギリスの詩人&デザイナー&活動家の方で、ボタニカル柄の壁紙(PCではなくほんとの壁紙)で有名です。私でも名前ぐらいは知っていて、同時期のリバティプリント共々イギリスらしいすてきな図柄で、買うまでには至らないもの好きです。このたび運よくチケットを頂けたので、行ってまいりました。
撮影できる個所も2か所あるとのこと。楽しみです。
壁紙が額装されて展示してあります。本来は壁紙という製品なのですが、1点1点がアートです!版木で版画をつくるところの展示や日本初公開の物含め130点で、すごかったです。
訳あって30分ぐらいで出ないといけなかったので、行く前はまあそれでも十分だろうと(美術館に行くのは好きですが、いつもサーっと見終わるタイプです)思ってたのですが。全然時間が足りませんでした。心を鬼にしてサーっと回りましたが、こんどもう一度ゆっくり回ろうと思います。説明書きを読んでじっくり眺めたら1点あたり1分はかかり、最低2時間半は要ります。
撮影OK1か所目です。
素敵!こういうお部屋に住んでみたいです。きっとすぐ畳でごろ寝したくなるでしょうが、憧れます。
棚が見えるよう斜めから撮りました。
家具はケントアンティーク家具さんのもので、リンク先に詳しく載っています。
柄のアップもがんばって撮ってみました。
生活空間がこんなに素敵だったら、心豊かな人生が送れそうです。
もう1か所のほうです。こちらはモダンな感じでかっこいいです。
こちらも心豊かな生活が送れそうで、うっとりします。
これぞウィリアム・モリスが目指した「芸術と生活の融合」です。
産業革命により、富裕層向けの高級品だった壁紙が一般にも普及するのはいいのですが、同時に職人の仕事が奪われ、熟練の技もすたれていきます。ウィリアム・モリスは生産者(職人)と消費者の間に立って職人を守りつつ美しい壁紙などの製品を一貫生産させるしくみを作り、このように大ヒットし世の中に浸透していきました。
当時の人々の、新作を待つ気持ちを想像するとたまりません。うらやましいです!
壁紙など、当初は材料もデザインも凝っていてお金持ちの憧れだったのが、技術の向上で大量かつデザインも豊富で出回るようになって、きっと生活も大きく変わったのではと思います。
ちょっと違いますが、日本の柳宗悦さんをはじめとする民芸運動と、このウィリアム・モリスのアーツアンドクラフツ運動は、生活の中で美を見出すという流れが似ています。どちらも生活品でありながら美術的価値もあります。私ぐらいの年代の女性はこのあたりの世界が好きみたいで、雑誌で特集されることも多く、けっこうなブームになっています。私もまんまとはまっています。(柳宗理さんのスプーンとざる・ボウルだけ持ってます。)
個人的感想も入り混じったむっちゃくちゃな意訳で余計訳が分からなくなりましたが、とにかくとてもよかったです。もっと知りたくなったので図録を買ってきました。じっくり読んでから2回目を見に行こうと思っています。
考えてみたら、今もIoTによる第4次産業革命で、壁紙が普及したと同じように私も、仕事でも生活でもいろんな恩恵を受けています。クラウド化がなかったらひとりで仕事はできなかったかも。ただ合理化一辺倒でなく、心豊かな世界も大事にしたいと感じました。
正直、最初は仕事のことを考えていて絵が頭に入ってこなくてもったいなかったです(^^; ときどき観に行ってリフレッシュしようと思いました。
この展示は群馬から始まって、大阪、久留米、名古屋で最後は横浜だそうです。
【昨日の一日一新】
・SMG経営者塾 朝開催
今月から朝開催に戻りました。私は夜開催になってから通っていたので朝は初めてでしたが、頭もすっきりしていていいなと思いました。
・池坊いけばな展2019春 お客様が25,26日と出展されていたので、経営者塾のあとに行ってきました。華やかでとてもきれいでした。
・ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 いけばな展が8階で、ウィリアム・モリス展はその下の7階だったので、両方行けてよかったです。
綾野 真紀
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