陶芸家 鈴木禎三さんの作品展『椀の中の小宇宙』に行きました 2/11まで松坂屋名古屋店の美術画廊にて展示中です
陶芸家鈴木禎三さんの作品展『椀の中の小宇宙』に行きました。美しいお茶碗をたくさん鑑賞しました。
2/5から11まで、松坂屋本館8階第2画廊で開催されています。入場無料です。
【鈴木禎三展 -碗の中の小宇宙-】本日より開催🎉国宝《曜変天目》に想いを馳せながら制作しています。作家は、2/5(水)・6(木)午前中・9(月)〜11(火祝)に在廊予定です✨●展示は2/11(火祝)まで【本館8階 第二画廊】 #松坂屋美術画廊 #松坂屋名古屋店 #やきもの pic.twitter.com/ntdxFDlhG0
— 松坂屋名古屋店 美術画廊 (@matsuzakaya_art) February 5, 2020
やきものの詳しいことはわからないのですが、曜変天目が大好きです。器の中が星空のようにキラキラしていてとても美しく、見とれます。ブルータスも買いました。
中国の南宋時代に建窯という窯でつくられたとのこと。このキラキラしたのが曜変で、焼いているときに偶然できるのか作り方が今も謎だらけとのことです。当時の曜変天目も、陶片や部分的に曜変が出ている器は少しあるものの、きれいなお茶碗の形で現存しているものは少なく、厳密に曜変天目の要件を満たすものは世界に3つしかないとのこと。その3つとも日本にあって国宝になっています。去年、エリック・クラプトンのライブの前に静嘉堂文庫美術館に行って、そのうちの1つ曜変天目(稲葉天目)を鑑賞できました。初めて見た曜変天目、とっても綺麗でした!閉館間際で空いていてほぼ独り占め状態で至福のひとときでした。いまも3/15まで一般公開されています。
この曜変天目はいろんな方が挑戦されているそうですが、今の技術を使ってもなかなか焼けないそうです。(というより当時その場所で同じ条件でないとできないもののようです)
以前新聞記事で、曜変の茶碗を追求されて取り組んでいらっしゃる津山の陶芸家鈴木禎三さんのことを知り、いつか生で鑑賞したいと思っておりました。Facebookがあったのですぐフォローし、タイムラインにて投稿を随時拝見していましたところ、松坂屋での作品展を知り、翌日にさっそく行ってまいりました。こんなにあっさり願いが叶って嬉しいです。アンテナを張っておいてよかったです。
対象顧客とはまったく外れているので足を踏み入れるのに躊躇しましたが、思い切って入りました。
ちょうど鈴木先生もいらっしゃいました。新聞社の取材を受けていらっしゃり、写真撮影&インタビューの真っ最中におじゃま虫してしまいましたが、その前後にゆっくり鑑賞できました。
とっってもきれいでした!!!何度も国宝を見に行かれて手探りで研究され、少し前から曜変が現れるようになり、令和になって納得のいくものができたとのこと。1月の新聞記事が画廊にも沢山おいてあって読ませていただきました。この記事の他にも色々ありました。
納得の「曜変天目茶碗」焼き上げ 津山の陶芸家鈴木さん 初披露へ
(このとき新聞記者の方が取材中でしたが、そのときの記事が今日の中日新聞の市民版に載っていました!無事ゲットできました もちろん私は映ってません)
不可能と言われていることにチャレンジされて、それにどんどん近づいて行かれてて感動しました。きっと世界中が注目されていると思いますし、これからもっともっと素晴らしいお作品を作られると思うと、とてもわくわくします。
お忙しい中少しお話しできて、図々しくもハガキにサインも頂きました。見に行けてほんとによかったです。
【昨日の一日一新】
・お酒の美術館 ミリオン座の半券で、1杯300円で頂けました。チャージなしの立ち飲みです。とても美味しかったです!また映画の帰りに寄ってみます。
・その他 また書きます。
綾野 真紀
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