長年のコンプレックスの一角を崩せたできごと

2021年3月8日 2021年3月8日

綾野真紀

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もう、他の方からしてみれば全然たいしたことないのですが、こないだ私の人生においてものすごく画期的なことを言われました。ひとつ山を越えた気分で、あとからジワジワときました。

歌のレッスンのときのことです。先生から

「以前よりもだいぶ高音が出るようになりましたね。もうこれで女性ボーカルの曲ぜんぶ歌えますよ！」と言われました。

なんと！子供のころから声が低すぎて、それがものすごくコンプレックスでした。女性歌手の歌で歌える曲が少なすぎて、音楽自体は好きでしたが自分で歌うとなると高音が出ないので、カラオケで歌う時も男性の曲がほとんどで、女性の曲だとサビを1オクターブさげないと無理でした。流行ってる曲を歌おうにも無理なので、数少ない原曲キーで歌える曲を厳選していくつかキープしておりました。

今もそうですが、私はみんなが普通にできてることにできないことがとても多く、そういうのはそれぞれあるから別に気にしなくていいのにいちいち気にしてコンプレックスを山積みにしておりました。

声が低くて色々と女らしさにかける、と長年苦しんできたコンプレックスの山の一角をついに攻略したことになります。

↑あえて書きましたが、いまは時代も変わってそういう見方自体古くさく、むしろ個性として生かした方がいいとは思います。

それが、いつの間にか女性ボーカルの曲がみんな歌えるようになっているとは驚きです！

まだその音域の声がやっとこさ出るようになっただけで、うまく歌えるというのとは全く別問題なのですが、やっと同じスタートライン（何のかはわかりませんが）に立てたようでうれしいです。

高音は練習すればどこまでも出ますよ、すぐに結果は出なくても続けていれば必ずうまくなります、と体験レッスンのとき言われて希望が持てたので、続けてよかったです。

半年ぶりこの動画で音域チェックしてみました。

自己採点なので甘いと思いますが、その時メモした音域よりだいぶ広がってて、以前でなかった女性キーの最後までどうにか出ました。単に高音の声が出せただけでなく、今までの何とも言えない劣等感まで払拭できたのがよかったです。何だかんだ言って歌うのは好きなので、また何より先生にも恵まれたおかげでめげずに練習が続けられているというのもあります。でもこうして年齢関係なく努力すれば色々克服できることもあるのがわかったので、このエネルギーをもっとお役に立てるよう仕事や勉強にも振り向けます。