京都国立博物館で10/8から12/4まで開催中の特別展「京に生きる文化 茶の湯」に行きました
京都国立博物館で10/8から12/4まで開催中の特別展「京に生きる文化 茶の湯」に行きました。
そうだ 京都、行こう。
前売り券は買ってて早めに行こうとは思っていましたが、まさか2日目に行くとは思いませんでした。すごくよかったです!
本当は別のところに行く予定でしたが雨だったので、急きょこちらに変えました。
バスは少し混雑していたものの、思いのほかスムーズに来られました。入場券を買う列だけ少しありましたが、初日から今のところ待ち時間なしで入れているみたいです。
『鉄の骨』で茶の湯に興味を持ちました
私が茶の湯に興味を持ったのは、池井戸潤さんの小説『鉄の骨』の“お茶会”のシーンです。
読んだ時に、それまで茶の湯に対して持っていたお点前メインのおっとりしたイメージが変わりました。それもありますがごく一部で、茶の湯は時代によって変化していて、禅の心にも通じていて、また一筋縄ではいかないもっと奥深いものもあることを知りました。
どこから手を付けてよいかわからなかったのでとりあえず漫画『へうげもの』を読みました。おかげで茶の湯の歴史やお道具、人物など一通り流れをおさえてますます興味をもち、茶道検定も受けて、その後茶道教室・陶芸教室・和菓子教室に通いました。
お点前は信じられないぐらい覚えられなくて挫折しました。若い時に素直に習えばよかったと後悔しましたが、自分で作ったお茶碗で抹茶を点てて自作の和菓子と一緒に頂いたりと、お茶の楽しみが広がって嬉しかったです。(へうげものと鉄の骨はそれぞれドラマ化・アニメ化されてますが、自分のタイミングでハマったためリアルタイムでは見逃してます…また観てみます。)
特別展「京に生きる文化 茶の湯」
なのでお茶に興味があると言っても茶道具を集めるようなお金も無くお点前もできないので、今はお城やお寺で庭園を鑑賞しながら和菓子とお抹茶を頂くぐらいです。
今回の展示はへうげものでも見かけた人物ゆかりのお宝が沢山見られ、再現された茶室もあるので絶対行こうと思っていました。
また10/23までは、滅多に公開されない龍光院の曜変天目が公開されています。日にちも短いし混んでそうだから見られなくてもいいかと思ってましたが、やっぱり生で見られてよかったです。
イヤホンガイドを借りて解説を聞きながら、2時間ぐらいじっくり鑑賞しました。
もちろん撮影不可でしたので、Twitterでみた黄金の茶室と国宝の茶室待庵の復元展示など貼ります。
あす8日(土)から京都国立博物館で始まる特別展「京に生きる文化 茶の湯」の内覧会に伺いました。国宝23件を含む名品の数々や利休がプロデュースしたわびの茶室と黄金の茶室の復元展示などで、京都そして日本を象徴する茶の湯文化を紹介。→(続#茶の湯展 pic.twitter.com/jCRSyh6Zfx
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) October 7, 2022
個人的に観たかったベスト4は曜変天目・耀変天目とムキ栗、筒井筒で、こちらでムキ栗と筒井筒がみられます。
\#茶の湯展🍵 いよいよ明日10月8日(土)開幕!/
京都ゆかりの茶の湯の名品が勢ぞろい❗️千利休や秀吉愛用の品も。#京都国立博物館 #茶の湯 #千利休 #豊臣秀吉 pic.twitter.com/0lUaffzhNO— 京に生きる文化 茶の湯 (@chanoyu2022) October 7, 2022
あの時のあの出来事のあれが目の前のこれなのか!喜左衛門、卯花墻、耀変天目、油滴天目、玳玻天目、喫茶養生記、破れ虚堂…へうげものや茶道検定などで、即席ですが頭にたたき込んだ知識がついに現物とつながって、感慨無量でした。どれも素晴らしくてこんな一度に観られるなんて、もったいなすぎてほんとにめまいがしそうでした。また、猛虎という志野茶碗と酒飯論絵巻という絵巻も好きになりました。
途中で展示替えもあるので、近かったらもう一度行きたいところです。程よい混み具合で、イヤホンガイドを聴きながら少し待てばどれも全部間近でじっくり見られ、また休憩用の椅子も適度に空いててよかったです。
お土産です。図録は地球の歩き方や図解法人税なみに分厚かったです。
必ず行くようにと前売り券は抹茶共和国の限定グッズ付のを買ってましたが、無事引き換えられてよかったです。
本展のチラシなども見終わってから発見して持ち帰りました。図録と一緒にじっくり読みます。
建物など
こちらが展示があった平成知新館のほうです。
帰りは結構雨が強くなっていました。
旧本館の明治古都館です。
前田珈琲とミュージアムショップは行きそびれたので、また次回行きたいです。
午後から茶の湯展だけでとんぼ返りしましたが、またゆっくり京都に行きたいです。
静嘉堂文庫美術館と藤田美術館にも行きたいです
余談ですが、静嘉堂文庫美術館が世田谷から東京の丸の内に移転し、こちらでもいま国宝の曜変天目(稲葉天目)が公開されています。
【静嘉堂@丸の内 開館展情報】いよいよ明後日、10月1日にオープンする #静嘉堂丸の内 。美術館の中をご案内するスポット映像ができあがりました。皆様のご来館を心よりお待ちいたしております。ご予約はお早めに! #開館まであと2日 pic.twitter.com/SJfzp2O03U
— 静嘉堂文庫美術館 (@seikadomuseum) September 29, 2022
移転前に一度行ったことがあります。
静嘉堂文庫美術館で国宝の茶碗『曜変天目(稲葉天目)』を見てきました
ミュージアムグッズで、なんと曜変天目のぬいぐるみがあるそうです。(ほしいです!)
国宝《曜変天目》のぬいぐるみ(!)凄まじい発想だ…明日開館の静嘉堂文庫美術館ミュージアムショップで買えます。https://t.co/93H9G8pmTl pic.twitter.com/zzjNlEDVHR
— 橋爪勇介|美術手帖 (@hashizume_y) September 30, 2022
またこちらも観に行きたいです。国宝の曜変天目は3碗あり、あともう一つ藤田美術館のがまだです。藤田美術館も今年4月にリニューアルされたばかりなので、そのうち行きたいです。
【昨日の一日一新】
・京都国立博物館 お宝含めいろいろ
綾野 真紀
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