リアルタイムで書きそびれた思い出 ある方との永遠のお別れ
リアルタイムで書きそびれた今年の思い出をいくつか書いていこうと思います。
少し前に、お仕事を通じて知り合って約四半世紀のお付き合いだった方と永遠のお別れをしました。
80代のハイカラな女性で、わたしよりもずっと生き生きとされていてパワフルでおしゃれでお転婆でお元気な方でした。快活で朗らかで誰とでも仲良くなられて、私と正反対のタイプですがなぜか意気投合しました。
定期的にお食事をしたり(毎回ごちそうになりました)、厚かましくもおうちにも何度かお泊りさせていただいたりもしました。その節はありがとうございました。
一緒にブルーノートに行ったとき、私より先に行って自由席の順番待ちをしてくださった際にナンパされていました。「母と来てますが、一緒にいいですか」とはぐらかしたと笑って教えてくださいました。そういう話術をもっと教わっておくんでした。使う機会は一生無いと思いますが。
割と最近まで定期的にお食事もしていましたが、この1年で急に体調を崩されました。お見舞いもコロナ禍でなかなか行けず、気持ちの整理が追いつかないまま会えずじまいでつらかったです。
途中で一度だけ親族の方のご厚意で、30分ほどふたりきりでお話をする機会を頂き、それで気持ちの整理がつきました。あのときはこれが最後のご対面になるとは思えない雰囲気で、次はラーメン食べに行こうとか他愛もない会話をひたすらしておりました。外野だからこその呑気な立場での物言いですみませんが、しんみりするよりかえってその方がよかったです。本当にありがとうございました。
この時期は別途税務調査の後処理なども重なって、何が何だかよくわからないすごく不思議なテンションで過ごしました。
いよいよ来週かも…とご連絡を頂いたとき。覚悟は定まりつつもその翌週は私にしては珍しく動かせないスケジュールが詰まっていて不安でした。そしたら何と唯一あいていた夜がお通夜になり、しかも会場は私の自宅の近くとのこと。生前同様お通夜に至るまでお世話になりっぱなしで…ほんとにありがとうございました。
どこからかご本人が元気に登場されるんではと思いました。お通夜ではご友人の方とお互い「あなたが(よく話題にされてた)○○さんでしたか!」と盛り上がり、また喪主の方のお手紙(見開きのハガキ)より、もっとお転婆なエピソードを多数知ることになって、もっと生前にお話しお聞きすればよかったと思いました。(年齢的にも大往生ですし明るい方だったので割と和やかな雰囲気でした)
そして何と言っても忘れられないのは、帰り際に頂いた通夜食の助六寿司です。
実は私は次の日が朝から無料相談会で、早起きしておにぎりを握る予定でしたが、まさか八百彦本店(名古屋の老舗仕出し弁当屋さん)のお寿司を頂けるとは!賞味期限は若干過ぎるのですが、冬場だしお寿司なので自己責任のもと余裕でOKです。
翌日のお昼にやっと一息ついて、亡くなられてからもこうしてごちそうになるなんて、本当に最後まで世話の焼ける私だなあと泣き笑いの気分でした。思い出に浸りながらおいしく頂きました。最後まで本当にありがとうございました。
【昨日の一日一新5/21-26】
綾野 真紀
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