名古屋市美術館で12/22まで開催中の特別展「民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある」に行ってきました
名古屋市美術館で12/22まで開催中の特別展「民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある」に行ってきました。
前売り券を買ってあったのになかなか行けず気が付いたらもう12月…。
金曜日の夜は20時まで開いているので、テーマ的に平日夜にのんびり観るのがいいかと当初思ってたのですが、寒くなってきて夜に外出する気になれずのびのびになってしまいました。
結局休日昼間の暖かい時間帯に行きましたがこれも大正解で、美は暮らしの中にある民藝の世界を堪能できました。
民衆的工芸=民芸で、約100年前に思想家柳宗悦が説いた概念です。ふだんの生活で使われている、作家さんのものではないようなごく普通の名もなき日用品に美しさを見出すものです。
民芸といえば、個人的には民芸品=地元の懐かしいお土産のイメージのように思ってたのがここからきてたのか!とカルチャーショックを受けました。
それで一時期後追いで民芸運動にはまり、よくわからないながら提唱者の柳宗悦・濱田庄司・河井寛次郎関連の展示を観に行ったり、豊田市民芸館に行ったり、自分でも陶芸を習ったこともあります。
いざ自分で陶芸をやってみたら不器用すぎて雑で重すぎるお茶碗を量産してしまい、民芸とは別世界でした。民芸の素晴らしさを再確認した次第です
。陶芸は茶道に興味を持ったのも一因で、楽しかったのですが陶芸も茶道もほんとにセンスがないのが身に染みてわかりました。でも今も好きは好きなので、するのではなく鑑賞をメインで楽しんでいます。
話がそれました。衣食住の民芸という、いつもの美術展よりも身近なものの展示で、世代が少し上のものもありましたが実家や故郷で見かけたものが多く、懐かしくて仕上がりも丁寧で美しい上に実用的で、ひとつひとつ改めて感動しました。
撮影OKの箇所でいろいろ撮りました。元BEAMSディレクターのmogi_folk_artテリー・エリスさん・北村恵子さんの現代と民芸のインスタレーションです。
この白と黒のタペストリーを見て、
暮しの手帖の料理本を思い出して帰宅後引っ張り出し、余韻に浸りました。
どちらもあとから中古で買って観賞用にしてたもので、まだ1品も作っておりませんが中身が“民芸”そのものです。
ここに載っている昭和30~40年代のレシピを作れば今度こそ民芸の世界に入れるのでは。おそうざい十二か月というタイトルだけあってレシピも作りやすいものが大半で、生活に取り入れてこそなんぼでこれでこそ日常の美なのだと改めて感じました。まずは焼きのりとショウガでつくるお吸い物を作ってみます。
また同じく12/22まで棟方志功襖絵展も開催されていて、こちらも素晴らしかったです。
また名古屋市美術館はおさげ髪の少女を所蔵してます。グッズも色々ありました。
ゴッホ展以来2年半ぶりで、久々に行けてよかったです。
民藝展は名古屋の前に大阪、いわき、広島、東京、富山で開催されていて、名古屋の次は2/8から4/6まで福岡だそうです。
あと関係ないですが、この岩瀬文庫の展示も間に合えば行ってみたいです。
【昨日の一日一新】
12/14 0‐2
シルバーポット 蜜りんご紅茶
酒粕パウダー
綾野 真紀
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