樂美術館に行きました!
17日の続きです。奈良の春日大社→京都鉄道博物館のあと、樂美術館(らくびじゅつかん)に行きました。
樂美術館とは初めて聞かれる方も多いと思いますが、樂焼というやきものを450年ぐらいされている窯元です。以下ざっくりと説明させていただきます。
茶道では、長年茶道用のお道具を専門で作ってみえる職人さん方がいらっしゃいます。中でも三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の御用達の職人さん10名を『千家十職』と名付けました。
樂家もそのひとつで、今は15代目です。やきもの以外に柄杓や茶釜、ぬりものなどあり、今も代々引き継がれています。
数年前に茶道検定の勉強をしてお茶の世界にはまり、いつか行きたいと思っていた樂美術館。ついに行けました!
今出川駅の6番出口から、とらや一条店の角を曲がって
(時間があったら行きたかったです…)
上京税務署を過ぎて(写真はありません)ちょっと行ったところにあります。駅から徒歩15分ぐらいです。
この建物は1855年に建てられ、国の登録文化財に指定されているそうです。
中は撮影禁止のため、外を沢山撮りました。入口です。
季節ごとの展示があります。今は夏期展で、テーマは『樂焼って何だろう?』です。
初代から今度16代になられる篤人さんの作品までが展示されていました。目録はこちらです。
おひとりおひとり作風が違っています。私はあまり詳しくないので、樂焼と言えば黒ばかりかと思っていましたが、チラシの写真にあるように赤いのも白いのもあります。それぞれ素晴らしかったです。
チラシで初めて知ったのですが、代々続いているというのに親から子には造り方や釉薬の調合などは一切教えないそうです!
14代覚入『伝統とは踏襲ではない。己の時代を生き、己の時代を築き上げねばならない』(これもチラシより)
こうやって当代の個性が出てくるのが樂焼の特徴でもあるそうで、面白いと思いました。だからこそ続いていくのでしょうか。15代目や次期16代目の方などは芸術系の大学を出ていらっしゃいます。
ちなみに樂焼は手びねりなので、一見私でも作れそうな(このチラシのとか)素朴なものもよく見かけます。そう思って陶芸教室で作ろうとしたものの、当たり前ですが全然ムリでした。
2階には、やきものに使う土や炭などの材料が置いてありました。
今後のために、いつも3代先の土までを確保しているとのこと。今使っている土は12代弘入(当代の曽祖父)の時代の約100年前のものだそうです。この精神があってこそ大切にこれからも続いていくのだと思いました。
また滋賀県の守山市にある佐川美術館は、当代の15代樂吉左衛門が設計にもかかわられた美しい茶室があるそうで、こちらもいつか行ってみたいと思っています。
お土産に買った一筆箋とはがきです。はがきはさっそく使いました。
若い方や外国の方も結構いらっしゃいました。また行ってみたいです。
【昨日の一日一新】
1.自分のドコモメールに自分のG-mailが迷惑メール扱いされる
送信テストをするために自分のアドレスで色々送っていて気づきました。ドコモメールのブラウザ版でログインすると迷惑メールに振り分けられたメールがみられます。
今までそんなことなかったのですが、同じスマホ内で送っても、アドレス指定受信をしても迷惑メールに振り分けられます。他に指定受信しているアドレスでも、しょっちゅうはじかれていて、ついに自分まではじくなんて…。
2.Winmail Opener
綾野 真紀
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