金融庁と森長官について
先日の研修では、ローカルベンチマーク(ロカベン)のほか、金融機関の最近の動きについても講義をいただきました。
金融政策の経緯と現状および今後についてをお聞きし、中でも私が興味を持ったのは、現在の金融庁長官の森信親さんのことです。恥ずかしながら全く存じあげませんでした。
キレッキレの方で、現在地銀再編や金融政策の大改革をしていらっしゃり、官邸の要望で異例の3年目続投となったとのこと。
金融庁とは
財務省は財政の安定=国の金庫番という役割があり、金融庁は民間金融機関への監督指導がおもな役割です。
もとはどちらも財務省(旧大蔵省)の仕事でした。が、業務は重複・相反することがあり、汚職事件や省庁再編の流れを受け金融機関の検査・監督業務を分離させました。
よって金融庁は内閣府の外局となり、内閣府と一体で改革(地方創生など)が進められております。
機構図は財務局のHPをご参照ください。鳥取銀行のHPにも違いや経緯がわかり易く載っています。
森長官のねらい
私のつたない解釈ですが、研修内容と色んな発言・施策をざっとまとめると
銀行が本来のあるべき姿に戻るように、いま抜本的な改革をしている(=銀行がしんどい)状況だと感じました。
銀行は企業の応援団
「地方創生には中小企業が元気にならないといけないので、銀行には中小企業の応援団であってほしい。銀行のもうけに走らず、中小企業を全力で応援したあとやっと銀行の利益がでる、というようにしてほしい」
のように(意訳のため違ってたらすみません)局長会議でもおっしゃってみえたそうです。
これは最近、お客様との話でも少し実感してます。
検査局廃止、金融仲介機能のベンチマークで対話
2016年度から、金融庁と金融機関の対話を重視する行政方針・金融監督手法に転換し、今後検査局(銀行への立ち入り検査の部門)を廃止し金融機関との対話を重視するというニュースも今週出ました。
金融仲介機能のベンチマークという指標を活用し、(以前書きましたが企業でいうロカベンのように)これをとっかかりに対話を深め、主体的に課題解決に取り組んでいくという方針のようです。
すごい。税務調査も、一方通行の調査でなくこうなってほしいなと個人的に思います。
まともな投信が1%しかない!積立NISA創設
4/7の基調講演にて「まともな投信が1%しかない!」と怒ってみえたそうです。
証券会社や銀行が自らの手数料収入を重視して本当に個人の資産形成に役立つ投資信託を提供していない、とのこと。
ほんとその通りで、私もなけなしのお金をつぎ込んで細々と積み立ててますが、よい投信を探すのに苦労しました。おかげで1%のものを探し当てておりました。いま、商品も徐々に変わってきているようです。
この話は長くなるので、今後創設される積立NISAも含め、また記事にします。
1%の投信が何か、など詳しくはQUICK資産運用研究所さんのHPに載っております。
よい方向に向かっていくことを願って、金融庁の動きや政策を見ながら私も研究してまいります。
【昨日の一日一新】
1.趣味の課題の提出
ずっと手つかずだったのが、やっと出せました。あと1つ今月中に出します。
2.自分用の某申請書の下書き
3.ガスト猪子石原店
2の下書きがはかどりました。
綾野 真紀
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