大ナゴヤツアーズの『覚王山はなぜ至高の仏教聖地となったのか? ~日本で唯一無二の仏教聖地、覚王山・城山エリア散策~』に参加しました その2 常楽寺、正法寺、善篤寺、相応寺


大ナゴヤツアーズの『覚王山はなぜ至高の仏教聖地となったのか? ~日本で唯一無二の仏教聖地、覚王山・城山エリア散策~』に参加しました その2 常楽寺、正法寺、善篤寺、相応寺

覚王山周辺には寺院や別荘地が多い

参加するまで全然知らなかったのですが、覚王山日泰寺周辺は沢山お寺があります。今回は参拝ではなくほとんど通りすがりに鑑賞に近い形でしたが、解説を聞きながら2時間ほどの間に10カ所ぐらい回らせていただきました。

城山八幡宮はもとが末森城址だったので戦国時代の名残があり、ふだん大通りと近所のスーパーぐらいしか歩かない私にはそれだけでも一気に歴史ロマンがあふれました。が、

連理木からそのままこういう尾根道を歩くと、住宅街の合間にいろんなお寺がありました。

寺院や別荘が増えた理由

このあたりは江戸時代中頃から修行の場として有名なお寺が移転してきたり(町中では修行ができないので離れた場所に移る)、タイからの仏舎利をまつるおて寺として明治時代に日泰寺が建立され、また道路拡張や戦争で被災した寺院が続々と移転して宗派はさまざまな寺院が増えたとのことです。

ほかに揚輝荘(松坂屋初代社長の別邸)をはじめとして隠居用に別荘も多く建てられました。そういう建物もだいぶ高級マンションに変わったようですが、まだ当時の面影のある素敵な建物も多かったです。

今の時代もですが時代によって土地柄も徐々に変わります。今や名古屋で住みたい(けど手が届かなくて憧れの)街ナンバー1の覚王山周辺も、かつては“郊外”で“隠居”だった時代があったとは。

のちに市電が通り地下鉄になり、別荘も高級マンションに変わり、徐々ににぎやかになっていったとのことです。解説をお聞きして今まで気づかなかった昔の面影を見つけては、こうやって町ができて今も素敵な雰囲気が代々続いているんだなあと当時に思いをはせつつ歩きました。

新しい建物も増えつつありますが、この辺りは不思議と昔からの落ち着いた空気が感じられます。まだ覚王山が郊外だったころに土地を買われたこのエリアのご先祖様方すごすぎる…。心より尊敬します。覚王山に限らず古くからの素敵な住宅地を通るたびに毎回思います。

自分で何とかしようという気概も無く三毒おかしまくりで徳のない私は当時もし生きててもきっと買えなかったでしょう。せめて現世では業をこれ以上増やさず、身の丈に合った生活を送りたいと思います。

話がそれました。改めて町の魅力に気づいたので、今回素通りした場所含めて将来につながる郊外を探しつつ散歩します。また別荘地なども建てた時期や地域が業種ごと固まっていたりして(町も変わっていくので儲かって財を成す時期が違うと売り出し中の郊外などもかわる)、そういうところから今も昔も変わらない世の中の流れを感じられてそれも面白そうです。

 

以上、ガイドの松村冬樹さん(元名古屋市博物館学芸員&元蓬左文庫調査研究員)のお話のメモをざっとまとめさせていただきました。歴史に疎い上に私情も混じって解釈がかなり歪んでいますので申し訳ございません。各自で正しい情報をご確認ください。

名古屋市の参考資料

名古屋市のHPでちょうど城山・覚王山のスポットがまとめてあるのを見つけました。こちらがとても参考になると思います。

城山・覚王山地区内の魅力スポット紹介|城山・覚王山地区魅力アップ事業

またR4.3.31で一旦スタンプラリーがおわりましたがまた7.1から9.30まで復活するそうで、回ってみたいです。今回の大ナゴヤツアーズのコースともだいぶ共通しています。

千種区名所案内 -新旧共存!good balance-

常楽寺、正法寺、善篤寺、相応寺

前半のお寺4カ寺をざっと書かせていただきます。

常楽寺

常楽寺は日蓮宗のお寺で、新栄町(CBCの裏側)から広小路通ができるときにこちらにうつったとのことです。

正法寺

正法寺は曹洞宗のお寺で、佐治タイル創始者の方が建てられ、尼僧の方の養成の尼僧堂があるとのことです。

善篤寺

善篤寺は曹洞宗のお寺です。清州越しで大須の近くに移り、戦後東仁王門通ができるときにここに移転されたとのことです。山門以外は焼失しましたが、山門は清州越し頃からのものです。

相応寺

相応寺は浄土宗で知恩院の末寺、徳川義直の母で徳川家康の側室お亀の方の菩提寺で、東区山口町の建中寺の近くから移ってきました。戦災でなくなりましたが、以前ここに京都の清水寺の造りに似た舞台があったとのことです。

余談ですが、関市にも清水の舞台のようなお寺 日龍峯寺があり、以前行きました。

関市の日龍峯寺(高澤観音)に行きました 本堂は清水寺に似ていて美濃清水とも言われています

階段を降りて舞台の下に行きました。後日書きますが、覚王山八十八カ所の札所のひとつがありました。

 

そして茶筅塚があります。

茶筅塚の字は、HPによると遠州流家元主鑑(家元に次ぐ宗匠格)堀田宗達宗匠の筆で、相応寺で日本で初めて茶筅供養をされたとのことです。いまお稽古に通ってませんが遠州流ともかかわりがあることを今知ってうれしくなりました。

 

入るときに善篤寺側から降りてきましたが、こちらが入口とのことです。

ちょうどやまのて音楽祭をやっていて、この日も名フィルの演奏会が午後開催されていました。

午前中にさっと書くつもりが、5時間ぐらいかかりました…。でも調べながらその時気づかなかったところも分かって面白かったです。また続きを書きます。

 

【昨日の一日一新】

・セブンイレブン サーターアンダギー

・ファミリーマート ごまプリン

一昨日食べましたが、書き忘れました。表面のホワイトチョコからしてごまたまごでおいしかったです。

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綾野 真紀

名古屋在住の女性税理士&唎酒師です。今のところお仕事以外のことをメインに書いています。きしめん住よしのデララバさんです。住よしご一緒してくださる方♪2024/3/30のブログをご確認の上お問い合わせくださいませ(期間限定)。