今池で百老亭に寄ったあと、シネマテークにてデカローグを鑑賞しました
今池で百老亭に寄ったあと、シネマテークにてデカローグを鑑賞しました。
先月
と書いていて、終了直前にやっと行けました。
デカローグというポーランドのテレビドラマシリーズの劇場上映で、聖書の十戒をモチーフに約1時間・全10話で構成されています。今回のはデジタルリマスター版です。
大昔、映画好きの友人がすごくいいと言ってたのか雑誌の記事で見たのか?何きっかけだったかはど忘れしてデカローグ自体も見てないのですが、タイトルだけは印象に残ってて、いつか上映されたら観ようと思っていました。
このたびシネマテークで上映されると知り、楽しみにしておりました。しかも6/5から6/25まで、全10本を1日2~3本ずつ、なんと6回転以上も上映してくださいます。
先週まで野暮用があり、黙食以外の自由行動ができなかったので、それが落ち着いてからじっくり観ようと、ちょっとのんびり構えていました。きりがついたのでいざ行こうと思って調べたら、残りの日程で行ける日が1日しかありませんでした。
またやってしまいました…。こういう場合は、どんなに忙しくてもまず早めにどこかで1日行っておくべきでした。同じようなこと何度もやってわかりきってたのに、懲りずにこの先も繰り返しそうな気がします。でも終了2日前になんとか行けて2本観られたのでよかったです。
いま上映中の映画です。これを見て、ダーティーダンシングも見逃したことに気づきました…。でもそれで思い出したのですが、謎のデカローグおすすめ人物は、このダーティーダンシングも好きだった方のような気もしてきました。結果、謎の人物の候補者が1人増えて4人になり、謎はさらに深まりましたが、また新たな記憶の扉が開きました。
もう無理に思い出せなくてもいいので、記憶は大切にしつつ今後は良い映画は見逃さないようにします。
シネマテークの入口は毎回わくわくします。パンフレットも買いました。
今回観るのは第10話の『ある希望に関する物語』と第1話の『ある運命に関する物語』です。
みな『ある○○に関する物語』で、ほかにクリスマスイブ・選択・殺人・孤独・愛・告白・父と娘・過去、とあります。ストーリーは連続してないので、どの順番からみても大丈夫です。
当初は全部観ようと思いましたが、怖がりなのでタイトルからして明らかに私に向いてないのはいくつか除外しました。それでちょうど時間もあいてた10話の希望と1話の運命にしました。整理券を買ってから上映までの30分で、百老亭にも行けてちょうどよかったです。
ストーリーは、自分がタイトルから想像していたのと全然違いました。そもそも私が能天気すぎるのですが、ずっと観たいと思ってた割に何も調べてなかったのもあって、ずっしり堪えました。パンフレットを少し見て急いで心構えしましたが、しばらくいつも以上にぼーっとしてしまいました。
そもそも十戒の現代版として、現実のポーランド社会が直面する困難の数々を哲学的にとらえた内容なので、どれも深く考えさせられる内容でした。厳選されたクローズアップ現代などのドキュメンタリー番組を煮詰めてからドラマ化したような感じで、パンフレットでいま受けとめきれなかったシーンの真意などをかみしめています。
かれこれもう半世紀生きてるのにまだ人生の色々を何も経験してなさすぎて、そっちも頭を抱えました。
本来は自分とも向き合いながらじっくり観る映画だと思いますが、私みたいな未熟者は、終わってからどなたかと色々語りあかして消化する機会が必要です。人生経験の補完として、残り8話も鑑賞しておかねばと思ってます。
できれば鑑賞後に飲みながら一緒に映画の内容もろとも消化する機会もセットにします。
私が未熟すぎるのがアレなだけでとても素晴らしい映画なので、観る機会があればぜひご覧ください。
またこれからシネマテークで上映される映画では、(多分前回観に行っている)カトリーヌ・スパークレトロスペクティブ(右上のポスター)と
夏以降公開の『ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン』(青いポスター)です。
ジョニーロットンのはまだ日程は決まってないとのことですが、すごく楽しみです。
上映前に少しパトロールした感じでは、お店も結構開いていてお客さんも入っていました。
百老亭も美味しかったです。
またゆっくり寄ります。
【昨日の一日一新】
・永楽堂直営所 また書きます
綾野 真紀
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