藤田田さんの『勝てば官軍』『ユダヤの商法』を読んでいます どちらも新装版が発売されています
日本マクドナルド創業者 藤田田さんの『勝てば官軍』『ユダヤの商法』を読んでいます。
今日が返却期限の『勝てば官軍』のほうを先に読みました。ユダヤの商法はこれからじっくり読みます。ユダヤ商法の話が多く、こちらの方がだいぶこってりした印象です。
1972年発売の『ユダヤの商法』と1996年発売の『勝てば官軍』
どちらも伝説の名著で、旧版はプレミアム価格がついていたようですが4月に新装版がでました。私が探したときは、勝てば官軍はAmazonでは在庫切れだったので図書館で借り、『ユダヤの商法』のみ買いました。いまはどちらも在庫あります。
本日返却期限のため、手持ちの積読の山をすっ飛ばして勝てば官軍を先に読んだのですが、とても面白かったです。子供のころ実家に父が買った藤田田さんの本が何冊かあって手に取ったことはありましたが、タイトルも内容も濃すぎてあまり理解できず、そっと戻しました。
いま改めて読むと、これは今の時代に書かれたのかと思うぐらいハマっていて驚きます。
リアルタイムを追ってなくて新装版も同時に出たのでわからなかったのですが、ユダヤの商法が1972年出版(私が生まれた年)、勝てば官軍は1996年出版(Windows95が出たころ)です。
ユダヤの商法→勝てば官軍までの間に25年ぐらいありますが、根底に流れる発想は同じでさらに今の時代にもそのままスライドする内容が多いです。当時ならではの記述も多いですが、それはそれで色々思い出して懐かしくなります。並行して読むとどっちに書いてあったか若干混乱しますが、どちらも読まれることをおすすめします。
勝てば官軍 ざっくりした感想
出たのが1996年なので今と時代の感覚も近く、どれもささることばかりでした。部分的な感想になりますが
・24時間メモを取れ
・金銭感覚を養う(暗算を素早く正確に)
・簿記3級の資格は必須
・書類は捨てろ
今まさに思っているし言われていることなのですが、藤田さん自身がずっと前から口を酸っぱくして言われてたのですね…。ユダヤの商法にも書いてありました。
また、1975年に突撃訪問した16歳の孫正義さんに「アメリカでコンピュータを勉強しろ」とアドバイスされた話もありました。お二人とも先見の明がある者同士、行動の速さとそのアドバイスの的確さに今更ですが驚いた、鈍い私です。
ちょうどインターネット黎明期の頃で、これからの時代についても
・ビジネスは効率化する スピード革命
・マルチメディアは手段であって目的ではない
・それよりも物流をなんとかする
そして、
・価格破壊は歴史の必然である
・規制緩和(不動産や税金について 相続税は高い、もっと間接税に!カジノについても)
など書かれていて今読んでもためになることの多い本です。取り上げたのはごく一部で、もっと深い内容が色々書かれているので、GWの読書にお薦めです。
日本マクドナルドを創業されたのが45歳とは知りませんでした。もちろんそれまで輸入業など手広くされていましたが。私の44歳の税理士独立もそんなに遅くないと思えて頑張ろうと思った次第です。
新装版と旧版 どちらもよさがある
新装版だと旧版と多少違うかもしれませんが、ユダヤの商法の裏側の帯は新装版用に加筆修正されています。
それでも、旧版を読むのも面白いです。余談ですが、建築家宮脇檀さんの旅のエッセイでは、旧版ではたしか新幹線の“ひかり”の始発駅からの到着時間ごとに見える車窓の景色が書いてありました。これを見ながら新幹線に乗ろうと思って文庫本で買い直したら(今は“のぞみ”がメインだからか)カットされていて時の流れを感じました…。
また銀行家・陶芸家の川喜田半泥子さんの本を借りたらご本人のサインが入っていました。(名古屋市の図書館です)
【昨日の一日一新】
・石巻市のふるさと納税返礼品(玄米)届く ちょうどお米がなくなったので注文しました。連休前に届いてよかったです。
・ななつぼし 無洗米2合
・ロッテチョコパイ レンチンして食べる お皿に出して500Wで10秒 美味しかったです。
・ドキュメント72時間 レンタル何もしない人 面白かったです。ご活動に興味があり、Twitterをフォローしてよく見てます。
綾野 真紀
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