祖母の一周忌がすぎて感じたこといろいろ 一日一首の短歌、留守電の声
去年亡くなった祖母のことをそろそろ書こうと思ってたのですが、もう命日から1週間近く経ってしまいました。
今日は生きていたら祖母の98歳の誕生日です。
ちょうど去年のいまごろは宣言解除直後で、法事ならなんとか集まれそうな雰囲気だったので、行けてほんとうによかったです。あのときちゃんとお別れできたので心の整理ができました。
それ以降は初盆も百箇日も実は一周忌法要も行けてませんが、また落ち着いたら行きます。
一日一首の短歌も1年続きました
あっという間の1年で、びっくりするほど何の進歩もなくて、祖母に合わせる顔がありません…。きっともどかしい思いであの世から見てると思います。ごめんなさい。
でも1つだけ誇れる習慣があります。亡くなる2週間前に始めた短歌が、いまも奇跡的に一日一首のペースで詠めております。
あのとき一瞬親戚でブームになり、私同様に始めた人が少しいました。
祖母と同居していた伯母はもう新聞に何度も載っててレベル違いですが(たぶん伯父に手ほどきを受けてると思う)、あのとき20句ぐらいできた(確か五七五でした)と言ってた母はすごく驚いてたので、まあなんとか続いた価値があったかと思います。
内容はともかくこのクオリティーで、手ごたえもない中でコツコツ続けるのは自分でもすごいと思いました。お参りに行けない分、へたくそですが読経をあげるつもりで詠んでるので(すみません美化してしまいました)、きっと祖母が楽しみに待ってて応援してくれてるのかもしれません。
結局週一のバッチ処理になってしまってますが、奇跡的に土日でハッと思い出して写真やグーグルカレンダーを見ながら記憶を呼び起こしてなんとかひねり出せています。
こんないい加減な短歌でも、それでもざっと振り返ってみるとそれなりに確かに過ごしてきた日々が蘇るので、続けてよかったです。
内容は半分以上が食べたものについてで、ブログと内容がだいぶかぶってます。なんか変わり映えしないので、そろそろ本腰入れてやりたいです。
留守電メッセージを残したい
あと、固定電話の留守電に残る祖母からのメッセージ約20件、今度こそ録音して消そうと思ってたのですが結局手つかずでした。
「真紀ちゃん、今日も留守なんか(ちょっと寂しそうな声)。ばあちゃんなあ…」みたいな出だしで、毎回えんえんと5分ぐらい語っています。
前にちらっと言ったら親戚からも聞きたい聞きたいと要望されてしまったのでその後封印してます。内容が私へのお説教と個人情報満載なので、祖母の声自体は聞いてもらいたいのですが、色んな意味で冷静に受け止められる自信がありません。
だからと言って、仮にピー音など入れたら全く意味がないですし、ボイスチェンジャーでは声が違う上に内容だけ筒抜けとなり、誰ひとり得しません(私のダメージも大きすぎる)。
なんとか祖母の声色はそのままに、私の個人情報と尊厳や名誉が保たれたまま披露できないだろうか、と真剣に考えています。
例えばアプリで取り込んで祖母の声で英訳できるような機能はそろそろ開発されていますか。
あ、英語だと聞き取れる人がいたら困るので、誰もなじみなさそうな、日本語に響きの似た言語にしたいです。あのときの元気な祖母の声、雰囲気だけでも皆で共有できればいいのですが。
冗談はさておき、ほんとに宝物なのでなんとかしたいです。そのまま普通に録音すりゃいいのですが…。
あ、録音して都合の悪いところは編集すればいいのか!今気付きました。ノーカット版の方は、流出しないよう気をつけます。
【昨日の一日一新】
・コメダ珈琲 和紅茶
綾野 真紀
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