安城市の丈山苑(じょうざんえん)に行きました その2
安城市の丈山苑(じょうざんえん)に行きました その2
入って早々にとても美しい廊下に見とれて10分経過し
お抹茶を頂いていたら閉館30分前になりました。頂いたしおりを見ながらもっとじっくり回りたかったのですが、日が暮れる前にと慌ただしく通り過ぎてしまってちょっともったいなかったです。
廊下15分、お抹茶15分、お屋敷巡りと庭園巡りを30分ずつで最低でも1時間半は必要かと思いましたので、次回はどんなに遅くても15時着で伺います。
椅子取りゲーム!ではなく、すべての間に沢山椅子が置いてありました。好きな位置で座って鑑賞できます。もちろん畳の上でもOKです。
当日大慌てで見るヒマがなかったので、いまみています。いろんな屏風や掛け軸があったんですね。
こちら、三十六詩仙という中国の詩人の方々です。日本の三十六歌仙を模して、丈山と林羅山が選んだとのことです。
頂いた資料にお名前が載っていました。白居易、蘇武、李白、王維、杜甫など漢詩で習った有名な方々が揃っています。
何も考えず撮ったためピンボケ写真しかなくてショックでした。辛うじて覚えているのは国破れて山河在り(杜甫)のみなので、今度行くときは漢詩を多少なりとも復習していきます。
3階(嘯月楼)も行かれるといいですよ、と言われたので行ってみることに。2階がなくて3階とは?と思ったら、手前の45度ぐらいの階段で2階(踊り場しかなかったです)まで行って、そのあとほぼ梯子の80度ぐらいの階段で3階まであがるとのことです。
高所恐怖症ですが、テレビ塔みたいに高くてもしっかりした足場があれば大丈夫です。が、祖谷のかずら橋(私が日本でいちばん苦手なスケスケの編んだ吊り橋)並みに下が見えるこのハシゴはだめです。
茶室みたいなすてきな空間がありましたが、上半身だけなんとかたどり着いたものの大根足を持ち上げることが出来ず、ここまででギブアップ。そのままそーっと降りました。
次回は足腰を鍛えてから伺います。ちなみに外から見るとこんな感じです。京都の詩仙堂(丈山苑のモデルの丈山の住まい)にも嘯月楼があり、やはりながめがよいそうです。
掛け軸などももっとあったのですが(以下同文
知識不足でお恥ずかしい限りですが、車のサンルーフみたいなこの素敵な屋根もとてもすてきでした。
こうして光が入ってきたり、外の景色がみられてすごくよかったです。
お屋敷の周りに庭園が3か所あり、歩いて回れます。こちらは丈山が作庭した東本願寺渉成園がモデルとのことです。池の鯉がまたとってもきれいでした。
丈山の像です。漢詩や芭蕉の俳句の石碑がありました。
こちらは唐様庭園です。丸く刈り込まれていて、中国の山をイメージしているとのことです。
春はサツキやツツジ、秋はもみじが美しいとのことでまた行ってみたいです。紅葉の時期も、木の種類によって赤くなる時期が違うので結構長い期間楽しめるとのことです。
個人的には何も咲いてない&紅葉していないこの青々とした時期も好きです。6月や10月頃の空いた時期に緑で癒されるのもいいかと思います。
こちらが蓬莱枯山水庭園です。こちらも丈山の作庭した京都の一休寺酬恩庵(一休さんが晩年を過ごされたお寺)がモデルとのことです。
京都で行きたいお寺も増えました。また行きたいです。
お庭もとても素敵でした。枯山水は立ち入りNGですが、池の周囲などぐるっと回れました。
ほんとは最後にもう一回緑の廊下を撮りたかったですが、日が陰ってきたので諦めました。
とてもよかったです。また違う季節に行きます。
帰り道もすてきでした。
夕食は、すぐちかくのいずみ庵に行きました。去年リニューアルされて、丈山苑と雰囲気が近く余韻に浸ることができました。
いずみ庵は有名で以前から知ってましたが、丈山の里と書かれているのに初めて気づきました。興味を持つまで気づかないですよね。
にゅうめんセット、美味しかったです。
外食時はプラスチックの器に慣れているので、この蓋つきの漆のどんぶりがとても新鮮&すてきでした。老舗の楽しみのひとつです。
少し高さがあってきれいでした。ほしいです。
自戒も丈山苑とセットで、また午前中はデンパークかアンフォーレにも行って満喫しようと思います。(デンパークは行きにトイレだけ寄りました)
【昨日の一日一新】
・戦国炒飯TV
綾野 真紀
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