「そうだ 京都、行こう。」錦市場でお買い物 京丹波の丹波栗&有次で名入り茶さじを買いました 2019.10.22 その2
錦市場は、鮮魚や漬物、おばんざいや和菓子など美味しそうなものが沢山売っていました。ほんとはゆっくりお茶漬けでも頂きたかったのですが。滞在時間2時間ほどの間で、錦市場以外にも欲張って南座や祇園も歩きたかったのです。(もっと早く出ればよかった)
修学旅行の自由時間よりタイトなスケジュールで若冲の絵を撮りながらひたすら進みました。生ものは持ち歩きの時間が気になるので諦めましたが、もっと色々買いたかった…。ただし2軒だけ寄り、とても思い出深いお買い物ができました。
京丹波の丹波栗
写真OKの文字が目に飛び込んできて、お店に吸い込まれました。丹波くりのお店、京丹波さんです。
丹波くりの他、ドライフルーツや黒豆茶が沢山売っていました。黒豆茶は試飲ができます。おいしかったです。
店内とても広かったのですが、頭の中が栗でいっぱいになり、栗以外の写真をうっかり撮り忘れてしまいました…。
大きくてつやつやの栗が美しくて、見とれました。この秋取れたばかりの新しい栗の量り売りをしています。
大きな栗の木の下で。
田舎者ですが、こういうイガ付きのりっぱな栗はあまり見る機会がありません。ディスプレイがとてもすてきでした。フリー素材になりそう。
むくのが面倒だったので、機械で皮をむいてあったむき栗を買いました。
このままご飯と炊けば栗ご飯にできます。渋皮を綺麗にむけば、栗きんとんもつくれるとのこと。冷凍してお正月に使うのもOKです。
先月の和菓子教室で教わった栗きんとんが作りたくて、でも皮を剥くのが面倒だなあと思っていたので(栗むき器はあるんですが)ちょうどよかったです。
生の栗の鬼皮だけむいてあって味付け無しという、まさに私が探し求めていた商品です。欲張って2袋買いました。
賞味期限が翌日だったので、渋皮をむいてすぐ冷凍しました。意外と時間がかかり、また分厚くむいてしまったので1割ぐらい重量が減りましたが(^^;楽しみです。
写真を忘れましたが、看板商品の焼ポンという焼き栗も買いました。栗そのままの甘みが感じられて、とてもおいしかったです!先日ランチで食べた栗入りリゾットを再現したくて、この栗を少し使ってリゾットを久々に作りました。ポルチーニ茸は使わず、しめじと栗と鶏がらスープの素で作ったためできあがりはお店のとは別物になりましたが、おいしかったです。
有次 茶さじに名前を入れてもらいました
錦市場と言えば、買えなくていいので有次(ありつぐ)だけは寄りたいと思っていました。地図がわからなかったので通り過ぎたかと思っていたら、丹波栗を通り過ぎたすぐ近くにありました。
刀鍛冶の藤原有次が始めたお店で、なんと創業は1560年!錦市場には昭和56年からあるとのことです。築地にはのれん分けしたお店もあります。というのは今調べて初めて知りました。料理にはまり料理本を読み漁っていた時、作るよりもレシピや道具、器などに興味がわきました。いろんな料理人や料理研究家の方の愛用品で有次の道具を挙げてらっしゃる方が沢山いらっしゃいました。包丁だけでなく、お鍋やおろし金などいろんな台所道具が売っているので、京都に行ったらいつか行きたいと思ってました。数年前に初めて行けて感激。あのときはワンコのかたちの型抜き&落し蓋を買って帰りました。
今回、途中から錦市場に入ったのでもう通り過ぎたかと諦めてましたが(逆走は無理な感じです)よかった~!とりあえず入りました。
見とれます…。大きさや種類が違うごとにずらっと並んでいます。私が使いこなせるレベルではありません。(いや、ふつうの人が使っても大丈夫です)
よーし、せっかく京都に来たんだし清水の舞台から飛び降りるつもりで!と一瞬思いましたが、ふらっと来店して衝動的に買うのではなく(それはそれで憧れますが)これは一生ものの包丁です。
なので、もっとしっかり心に決めてから買いに来ようと思って今回はやめました。…と言っても、ボーっと生きてきたためすでにもう半生が終わってるので、そんなこと言ってられないのは重々承知しております。ちなみに今回は時間がなさ過ぎて清水寺にも行っていません。
前回買った型ぬきです。大きさちがいで沢山あります。ひょうたん、うさぎ、モミジなどいろいろ。私はクッキー用に買いましたが、主に懐石料理や和菓子などで使うと思います。
そして手前の注意書きのとおり、ここはクレジットカードの取り扱いはなく、キャッシュオンリーです。さきほど、もっと気合を入れて買いに行くとか言いましたが、ここの包丁は1本3万~4万ぐらいします。そもそもフラッと入って手持ちの現金で気軽に買えるものではありません。(築地の有次はキャッシュレス対応しているみたいです)
このお鍋もとても憧れます。手前の大きいのは5万円近くします。鑑賞用に。
有元葉子さんが本で紹介していた、やっとこを持ち手に使うアルミの組鍋はいつか買ってみたいです。この酒器もほしい…。
火打金セットや厄除け火箸、鎌などいろいろあります。
せっかくなので何か買って帰りたいと、使いやすそうな小物を物色し始めました。湯豆腐をすくう網、お玉などとも迷いましたが、茶さじに目が留まりました。料理よりも気軽に使えそう。名前を入れてくれるとのことで、思い切ってお願いしました。
真鍮製で、お値段約2500円です。ここにいて若干金銭感覚がマヒした気もしますが、その場で数分で無料にて名入れしてくださいました。すごいです。
みるみるうちに出来上がりました!
とても美しい字で感動。作ってもらって心から嬉しかったです。
なぜ茶さじにしたかというと、私は無茶苦茶ズボラでお茶をいれる際、スプーンをあまり使わず入れ物からガサーっと入れてます。なので、その日によってお茶が薄すぎたり、ドバっと入って濃すぎたりと恐ろしい淹れ方をしておりました。お茶をていねいにいれられる人になろうと思い、茶さじを買った次第です。さっそく帰宅後入れてみたところ、ちょうどいい濃さのお茶が飲めて感動…。
その辺のスプーンでもよかったのに、なぜこんな当たり前のことすらできなかったんでしょう。今までの私のお茶の入れ方そのものが無茶苦茶という言葉の語源なのではと思えました(違います)。コーヒーはさすがに量っていましたが。緑茶も紅茶も美味しくいれられました。これからこの茶さじで、おいしいお茶をずっと入れ続けます。
お店では料理・包丁とぎ・魚のおろし方教室もあるそうです。近かったら通いたかったです。
カタログを頂いてきたので、いつか買える日のために鑑賞します。
びっくりしたのは、買おうとして選んでいるお客さんがみな外国人観光客の方でした。
包丁の名入れの相談も何人もされていました。店員さんも全員、英語とフランス語で応対されていてすごい…。
私の次に名入れをされた方は二コラさんで、御主人がうれしそうに彫り終わるのを待っていらっしゃいました(*^^*)
(有次と同じく憧れている京都の)開花堂の茶筒も、外国人の方が沢山買って行かれるのを前にTVで見ました。こういう日本の伝統的な製品や骨とう品などは、日本人よりも目が利く外国の方が結構買われるみたいです。確かに素敵すぎて気軽に買えるお値段ではないのですが、日本にいるのに買わないのはなんかもったいない気がしてきました。年月で色が変わる楽しみを味わう期間も短くなってしまいます。厳選して、買える範囲で次は茶筒や包丁を買おうと思ってます。
大切に使います。
京都らしい買い物ができて満足です。もう少しまわったので、続きをまた書きます。
【昨日の一日一新】
・こくや 後日書きます。
綾野 真紀
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