平日ランチ探訪番外編　プリンセスガーデンホテルの地下1階　税理士試験とYa!Ya!Ya!の記憶

2020年8月7日 2020年8月7日

綾野真紀

平日ランチのお店をいつものように書きはじめたら前置きだけで1500字ぐらいになって収集がつかなくなりましたので、本編は別途書きます。

昨日はプリンセスガーデンホテルのお店に寄ったのですが、ここは個人的に特別な場所です。過去にも何度か書きましたが、プリンセスガーデンホテルの地下1階には、Ya!Ya!Ya!というライブハウスがあり、ビートルズのコピーバンドが生演奏をされていました。四半世紀前に夜な夜な通い詰めた思い出の場所で、主に税理士試験のオフシーズン（8月から12月）に行っておりました。美味しいお酒が飲めてビートルズの生演奏が聴けるという天国のようなところで、答練の合い間、本試験後の打ち上げ、結果発表日のやけ酒など、税理士試験のダメージをさんざん慰めてもらいました。試験が終わったら行こう！と勉強にも励みましたし、ここがなかったらきっと税理士試験を乗り切れてなかったと思います。

40BUCKSというバンドがメインで出演されていました。リーダーの楠田晴正さんのコテコテの名古屋弁のトークが印象に残っています。ツイスト＆シャウトなどで客席の絶叫が小さいと、ジョンの声から急変して名古屋弁にて「まっとまっと（もっともっと）！！！」と盛り上げてくださったのが懐かしい。ソロ曲も多数演奏してくださり、ジョンのスターティングオーバーやジョージのセットオンユーなども印象に残っています。後追いでビートルズのファンになったのにもかかわらず、生演奏でソロ時代含め名曲の数々を楽しい思い出とともに色々おぼえられたのはほんと幸せでした。残念ながらお店はなくなってしまいましたがその後もライブは数回行きました。今もラジオで楠田さんのあのトークを聞けるとは！夜更かしして聞いてみます。

また合格した夏のことも覚えています。消費税終了後、帰りしなに友人と話していたところ計算も理論も周囲の友人と全っ然違っていて（今までとちがうタイプの問題がでたので仕方なかったのですが）激しく落ち込みました。あんなにがんばったのに…。ちなみにこのときです。

税理士試験の本試験中の痛い思い出　右ひじに椅子が当たって、しばし悶絶

友人は仕事をやめて数か月勉強に専念していましたが、私は何とか直前1週間だけ振替休日を頂けましたが疲れ切ってて、その期間に母が名古屋に来てくれて衣食住すべてやってくれましたが夏バテと重なって食欲もなくて寝られずヘロヘロでした。もうそこまでしてもダメだったので、あと4カ月は法人税の勉強に励もう、と消費税の思いを断ち切るためにひとりトボトボ入りました。ちなみにもう1科目受けた相続税も同じような状況です。

あの日は40BUCKSではなく、ウインズというポールやウイングスのコピーバンドでした。ポールの明るい曲の生演奏を聴いているうちに元気を取り戻した覚えがあります。あのときリクエストしたListen To What The Man Said、つづりが全然違ってましたが通じてよかったです。のちに2013年のポールのライブでも生で聴けました。

その後別の学校の法人税の第1期を申し込み、消費税は実務でしか触れ合わないようにしておりました。ちょうど税率も変わったときで勉強していた知識に直面せずにすんだのもまだよかったです。

そしてなんと、全然答えが違っていた友人ともども、その年めでたく官報合格できました。当時は採点基準も判定もなかったのでどんな採点だったかわかりませんが、あれで受からなかったら体力気力の限界でひっそり引退してたかもしれず、よかったです。

そんな当時を色々懐かしく思い出しながら階段を降りたところ。入口すぐのお店は工事中で、さらに他のお店も夜営業のところばかりで開いていませんでした。