私もすでにロボット化していました 茶道ではいつもロボット点前
昨日は久々の茶道のお稽古でした。
月3回開催されているのですが、今は月1回のみ行ってます。
前回行ったのは2/1で、約2カ月あきました。
確定申告が終わったのはもちろんですが、節分、桃の節句、春分という暦&茶道での重要な日にちも沢山すぎてしまっていました。
私が冬の間仕事に没頭している間に、お点前や飾る掛け軸&お花、使うお道具などもこういう節目ごとに細やかに変わっていってました。見られなかったのがちょっと寂しいです。
もともと覚えが悪いのでお稽古の期間が多少あいても、そもそも覚えていないため影響はありません。
前回はふくさと扇子が右と左どっちだったか?まで忘れてしまっていました。
簿記だと、借方貸方ってどっちがどっち?レベルです。
唯一覚えているのは、春分を境にお抹茶をすくうときの位置が変わる、という私レベルからしたらちょっとマニアックなことです。簿記に例えると、建設仮勘定あたりでしょうか。(ちょうどいいのが思いつきませんでしたが)
それ以外は先生の言われた通りに手足を動かす、いわゆる“ロボット点前”です。
「右手で茶碗を取って左手に持ち替えて」
「茶巾をしぼって」
「立つときは右足から」
「茶筅を右側に置いて」
「お抹茶は2杯半いれる」
順番バラバラで書いている内容もテキトーですが、次の動作をど忘れするたびに先生が説明してくださり、その都度ギクシャクと、キーガシャンみたいな音を発しているかのような動きでお点前をします。ほぼ自分の意思で動かしていませんので動きも固くなります。
まるでコロッケさんのロボット五木ひろし、と思っていまYoutubeをみたら、とてもなめらかな動きで全然違っていました。
ロボット点前。
茶道の世界での一般的な用語ではなく、たしか前に読んだ堀内ギシオさんという若手の茶人の方が書かれた男子の茶の湯ことはじめ―サラリーマンが茶人になりましたという本にさらっと書いてあっただけなのですが、なるほど言い得て妙でした。
(本違っているかもしれません。心当たりのある本があと1冊、違ってたら書き直します。テキトーですみません、でもどっちも面白い本です)
いまはロボットに仕事を奪われるというご時世ですが、茶道の世界だと、私は既にロボット化していました!
すごい!久々のお稽古で気づきました。
優秀なロボットに取って代わられるという状況ではなく、私の場合は言われた通りの動作だけをこなすとか、動きが固くてぎこちないという一世代前のロボットを指します。ウィキでロボットをみてみると、
今も現実には1と2ははっきり分かれていないが、今後も曖昧化していくと書かれていました。
確かに。茶道も上達するとロボットからアンドロイドのようななめらかな動き(私の想像)ができます。
さらに所作だけでなく、季節にあったお花やお菓子、掛け軸のセレクト、着ていく着物、お部屋のしつらえなどの知識をビッグデータ並みに蓄積していけば、その場にふさわしいすてきな茶事ができてさらに楽しめるようになります。
本来、正しいお点前ほど自然な動きで、手順を間違えると違和感で気づくらしいです。それには自分でプログラミングしていかないといけません。私と茶道の先生の違いがはっきりわかりました。
ひとつ自信がついたのは、私でも茶道ではすでにロボット化しておったということです。意味は全然違いますが。
いまはロボット点前状態のサービスもそのうちなめらかな動きになって、やってないと違和感が生じるぐらい当たり前になってくると思います。
税務会計がまさにそうで、まず茶道を習い始める、のようなことを今すぐしていかねばと強く感じました。
ただ私はリアル茶道では何年もロボット点前状態から抜けられておらず、そのうち追い越されるかも。まずいです。
こちら、先日の薬膳教室と茶会での茶室の様子です。
いろんなお道具や使い方を覚えるのは大変なのですが、奥が深くて面白いです。
覚えなくても、上手な方のお点前を見ているだけでも楽しめます。(下手な方のも面白いです)
【昨日の一日一新】
和菓子 吉野山
綾野 真紀
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