和菓子で季節を感じられます 季語にちなんで作られ、お店ごとに違うのもおもしろいです
昨日は茶道のお稽古でした。また自作の茶碗をもっていき、お茶を点てました。
かなり小さめで、何とか茶筅が入る大きさでした。茶碗の出来がどうこうよりも、自分のお茶碗が使えるのは嬉しいです。
ちなみにこの赤い袱紗は、ほんとうは“濃茶(こいちゃ)”を点てるときに使います。折り方も流儀でいろいろです。雑なたたみ方ですみません(^^;)
この泡立っているお茶が、通常よく飲む“薄茶”のほうです。(お稽古なので、そのとき欲しい方にしてもらったりします)
お菓子はこちらでした。“下萌え”といいます。
『あれっ?』と思いました。先日、両口屋是清さんの和菓子教室で作ったこちらも“下萌え”という名前でした。左の方です。(お店で販売してるかどうかはわかりません)
同じ名前でも、和菓子屋さんによって色々あるのは知りませんでした。
ちなみに、“和菓子 下萌”で画像検索するとこんな感じです。色々あります。
(ちなみに昨日いただいた和菓子屋さんも、HPでみると下萌えは違う写真でした。聞き間違いかな(^^;))
調べると、“下萌え”は俳句で春の季語でした。
何となく意味は分かると思いますが、“草の芽が地中から出てくること、またはその芽”とありました。
雪の下や地面から出てくる様子が美味しそうに表現されていて、感激します。あんこも、ちょっと違うお豆のあんこで(緑豆あんかな?)新芽の青々した雰囲気が伝わりました。
和菓子は、このように季語に合わせて作られるものも多いです。
お茶会等では、和菓子を名前も含めてオリジナルで注文したりもするそうです。
素敵です!いつかそういうお茶会に出られたら…。
そしてお茶の席では、お道具や掛け軸、お花、そして和菓子もこうやって季節に合わせるか少し先取りして揃えます。五感で四季が感じられます。
ちなみに税務のお仕事どっぷりになってしまうと、
“冬は確定申告。春は3月決算。夏は納期の特例。”
せっかくの四季が、こんな枕草子になってしまいます。いけません…。
今日は節分、明日が立春で暦の上では春になります。
昨日のお稽古でも全部春らしいものになっていたので、一足先に春を感じられて幸せな気分になりました。次のお稽古も楽しみです。
【昨日の一日一新】
花乃舎 下萌え
綾野 真紀
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