松花堂庭園にも行きました 先達がいないゆえの悲劇
石清水八幡宮から車で5分程のところに、松花堂庭園・美術館がありましたのでこちらも寄りました。
呑気に余韻に浸っていたら重大ミス発覚
お茶を習ってから日本庭園はじめ和の文化が大好きになりました。
それまではわけがわからずぼんやり見ていたので、小学校の修学旅行に遡ってもう一度行き直したい場所が沢山あります…。
今回は(いつもですが)下調べせず寄ったので、いま調べながらちょっと後悔しています。ここももう一度行きたいです。
石清水八幡宮の社僧だった松花堂昭乗ゆかりの庭園です。国の史跡・名勝です。
昭乗は僧侶として阿闍梨(真言密教の最高位)だっただけでなく書もお茶も一流でした。
なんと小堀遠州は松花堂昭乗と親戚だったそうです。
(私が今習っているお茶の流派が遠州流で、小堀遠州が始祖なのです。)
小堀遠州の妹さんと昭乗のお兄さんが夫婦で、そこから深い付き合いがあったそうです。
昭乗が亡くなったときに遠州が歌を送っています。
こちらは、庭園内の茶室「梅隠」です。千利休の孫、千宗旦好みの茶室を再現されたそうです。
素敵すぎてしばし時間をわすれて見入っていました。また、池の鯉にも相当長い時間エサをやっていました。
(いい大人ですがこういうところでは鯉か鳩に必ずえさやりをするので、今後覚え書きのためメモしておこうと思います。ここは入り口で1袋100円で売っていました。大袋でしっかりえさやりできました!)
よって時間切れになり、ちょっと悔やまれます。
先達あらまほしけれを痛感
茶室は、松隠・竹隠・梅隠・庭園茶室とありました。
竹は現代の数寄屋大工の方が造られ、私は梅しか行かなかったのですが、松隠が小堀遠州にちなんだ茶室とのことです。
これを見て思い出を補正しました。
昭乗が住んでいた男山(石清水八幡宮)につくったといわれる茶室「閑雲軒」の再現だそうです。写真で残すより、心に刻んだ方がよいと言い聞かせてます。それでもどこかに写真がないか…。とりあえずアップします。
多分隣の梅隠のです。こちらももちろん素晴らしいです!
竹も40種類ぐらいあって見事でした。
本当に素晴らしかったですが、遠州流を習い始めたばかりの私にとっては松隠=石清水八幡宮でした。昨日あんな風に書いて、赤っ恥です。まさか自分も同じことをしていたとは…。
仁和寺の法師側にもなれて、ある意味堪能できました(^^;)
庭園・美術館内に吉兆松花堂店がありますが、予算の都合で行っていません…。
こちらは駅前の観光協会にディスプレイしてあった松花堂弁当です。本物ではないですが美味しそう!
吉兆の創始者湯木貞一さんが、昭和の初めに(松花堂昭乗考案の十文字の仕切り箱をヒントに)松花堂弁当を考案されました。
次回は朝日屋の鯖の棒寿司と一緒にぜひ!
ブログを書いたからこそ気づけた!?
ブログを書きながらいろいろ調べなければ小堀遠州までたどり着かなかったです。
無知で恥ずかしいですが、気づけただけでも個人的には意味がありました。
小堀遠州公は至る所に素晴らしい作品を残されていて、気が抜けません!?
先達がいなくても、今度はせめて検索ワード+小堀遠州で調べてから行かなくてはと思いました。
【昨日の一日一新】
バスから見えて気になってたお好み焼き屋さん
おいしかったです!
綾野 真紀
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