おいしい話にはすぐ飛びつかないようにする ポポーの苗木を買わなくてよかった
7月頃に道の駅で、とても心惹かれる苗木を見つけました。
幻のフルーツ ポポー(別名ポーポー)とあります。初めて聞く名前で、また幻のフルーツとあるので、何だかおとぎ話の導入部分を読んでるようなわくわくした気分になりました。
手前にちらっと見えているポポーについての紹介&育て方の説明書きにも、とても育てやすくておいしい実がなると書かれています。
マリモでさえ育てられなかったズボラな私でも、もしかしてポポーなら大丈夫かも。この苗木のサイズなら持って帰れそうだし、もしかして部屋の中でもいいのかな?などと半分買う気になりつつも、もうちょっと知りたかったので、念のためその場でスマホでいろいろ検索しました。
北アメリカ原産で、明治に日本に入ってきたとのことです。確かに育てやすくておいしい実はなるのですが、なんと背丈は5m~10mぐらいに高く伸びるとのこと。また実がなるにはできれば2本以上必要で、Wikipediaにも明治期に日本に入ってきたとき富豪が屋敷で育て始め、と書かれていました。
一思いに買わなくてよかったです。やはりおいしい話はしっかり調べないといけません。育てやすいのになぜ幻のフルーツになってしまったかというと、他の果物より熟成するスピードが早くて、かつ日持ちしないので流通させるのが難しかったからだそうです。1945年頃は一般的だったのに、次第に作る農家が減っていったとのことです。
育てるのは潔く諦めつつもポポーのことはいつか機会があったら食べてみたいと思っていたら先日、全然違う地域のJAのお店に入ったら、なんと売っておりました!
5,6個入りで880円して一瞬迷いましたが、次どこで買えるかわかりません。梨をやめてポポーを買いました。
アボカドぐらいの大きさで、
実のやわらかさもアボカドにちかかったです。少し傷んでたので厚剥きしました。
ポポーは栄養豊富で濃厚な味で森のカスタードクリームとも言われてるようで、森のバターのアボカドとタイプが似てそうです。
食べてみたら、確かに濃厚で甘くておいしかったです。久々に作ったフルーチェにトッピングしたら、もともと入ってたマンゴーにも似た色と風味でマンゴーが倍増してとてもよかったです。今後もし身近なところで手に入ったら、値段次第ですがまた買ってみたいです。
ただし、もし大きな庭か畑のある家に住んでたら話は別です。もしそういう家に引っ越すことがあればぜひ苗木を買ってきて育ててみたいです。
【昨日の一日一新】
・ポポーの実
綾野 真紀
最新記事 by 綾野 真紀 (全て見る)
- 上飯田の珈琲タナカ御成店に行きました - 2024年11月17日
- スマホde駅ちかウォーキング 名古屋の面白いがあふれる 大曽根の街めぐり ~鉄軌道4事業者が連携~ コースを歩きました - 2024年11月16日
- きしめん住よし3周目 JR名古屋駅3・4番ホーム店でワンコインそばを頂きました - 2024年11月10日