右腕にくっきり残っている天然痘の予防接種の痕について思ったこと
長年、右腕にある天然痘の予防接種(種痘)の痕がすごくいやでした。BCGのハンコ注射ももちろん打ってますが、その痕は消えてて天然痘は長年ずっとくっきりしてます。
1975年頃に中止されたそうなので、おそらくアラフィフ以上の方しかついてないかと思います。私の世代だとは1つだけで大きさも1センチぐらいですが、もっと上の世代だと一回り大きいのが複数ついてた気がします。わからない方はご両親や祖父母の上腕をご確認ください。
特に不都合はないのですが、ノースリーブを着ると痕が丸見えなのが見た目的にちょっと恥ずかしいです。命を守る大事な注射ですし、同世代の方だと全員ついているので、まあいいかと思うのですが。4,5歳下の方にはもうついてないので、年齢が丸わかりです。
すでに小学生ぐらいから、腕に痕のない世代が出てきたことに気づいておりました。でも当時の明星や平凡などの雑誌で、同世代以上のアイドルの写真の右腕を凝視して、痕を見つけてはよかった~と連帯意識を持ったのを思い出します。
平成生まれ&昭和生まれ、20世紀生まれ&21世紀生まれ、ゆとり世代かどうか、など、私の世代以降もいろんな分断や差別などあって、辛い思いをされた方もいらっしゃるかと思います。傷つき具合・差別の程度はそこまでひどくはなくもちろん話のネタ程度のものですが、腕の痕は一目瞭然で隠しようがないのがつらいところです。
それもあり、さらにもともと腕も太いのでノースリーブもあまり着ませんでしたし、最近はもう種痘の痕のことなどすっかり忘れていましたが。
この度の新型コロナウイルスのことで、久々に思い出しました。もう、どんな大きな痕がついても構わないので、早くワクチンが開発されることを祈ります…。できればあまり痛くないほうが嬉しいです。
伝染病と闘い、新しいワクチンができるまでの人類の苦労などは、子供の頃に偉人伝などで読んで、そうだったのかと思いつつもどこか過去のことだと思っておりました。
が、改めて先人の苦労と功績がわかりました。そして天然痘の痕も見た目だけで恨んだりしてほんと申し訳なかったです。感謝の念が初めてわきました。
私など専門知識もないし何の役にも立てないですが、心ひとつにして超えて行かねばならないと思うので、できることは限られますがとりあえず今日も元気で在宅勤務にいそしみます。
新型コロナのワクチン痕が、のちの若い人に「何それ~!超ウケる!」(←死語かもしれないですが)などとイジられるような日がきますよう。
(天然痘の痕の話から終始意味不明のふざけた話ですみません)
【昨日の一日一新】
・もち小麦のパン屋さんのあんマーガリンパン
綾野 真紀
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