和菓子教室 夏のコース第2回目でした


 

昨日は和菓子教室でした。今回で7回目ですが、階段の下に鬼瓦があるのに初めて気づきました。

正徳元年(1711年)に両口屋是清さんの蔵にあった鬼瓦だそうです!

今回は夏らしい錦玉製の撫子(なでしこ 写真左のピンク)と、羽二重餅製の女郎花(おみなえし 写真右の黄色いほう)を作りました。

見本なのできれいです!自作のはあとで貼るのでお楽しみに。

 

そしてレシピ外ですが葛切りを作り、その場でできたてを試食しました。美味しかったです!ざっと流れを書きます。

 

やっと梅雨明けしてこれから夏本番なのですが、作るお菓子は、毎回二十四節気をもとに先取りします。

よって撫子は立秋(8/8~22頃)、女郎花は処暑(8/23~9/7頃)のお菓子で、すでに夏が終わっております…。

撫子(錦玉製)

撫子を先に作りました。

錦玉(きんぎょく)とは寒天で作るお菓子です。見た目が涼しそうなので冬には合いませんが、色次第では初秋くらいまでOKとのこと。

今回は手軽に作れるよう、寒天にパールアガー(植物性でぷるぷる仕上がりになる)も使いました。(お店ではプロの技を使うため、寒天のみとのことです)

寒天、パールアガー、水あめ、グラニュー糖、道明寺粉(桜餅につかう粒々の粉)を順に入れて煮詰めているところです。寒天や道明寺粉は前日から漬けておくので、2日がかりです。

350gになるまで煮詰め、ピンクにそめた状態で届きました。

これから包むだけ!だいぶワープしております。

半分生地を入れてから餡玉をのせ、再度生地をいれて生地の口をしばります。

生地作りさえうまくできれば、あとは簡単でした(当たり前ですが)。パールアガーは常温で固まるため作業もしやすかったです。

また、寒天は糸と棒と粉のものがありますが、粉のみ機械製で(糸と棒は同じ作り方)食感が違うそうです。素人が作るのなら手軽な粉でもいいかもしれませんが、和菓子の世界では棒寒天をよく使うとのことです。

女郎花(羽二重餅製)

次は、羽二重餅製の女郎花です。

餅粉+水を混ぜて蒸しあがったら

水を入れて煮詰めたグラニュー糖にまぜます。

泡立てた卵白を混ぜて色を付けたところです。メレンゲのおかげで柔らかいんですね。

レシピ本で突然こんな記述(あらかじめもどしておいたしいたけ等)が出てきたら腹が立ちますが、私の覚書なので読み流してください。

 

生地を伸ばして餡玉を丸めて

ごまを置いたフライパンの上にのせて軽く焼きます。

見本とだいぶちがう…。

葛切り(目指せ鍵善さん)

さいごに、葛切りです。葛を水で溶かして、3回ぐらい濾します。(めちゃくちゃ大事)

玉子焼き器(油なしでくっつかないタイプのもの)に入れ、

ゆすりながら湯煎して

固まったらそのまま湯の中にドボン。

葛がみるみるうちに透明になってきます。

氷水で冷やします。

はがして、縦長に細く切ります。

出来立てをいただきました。とっても美味しかったです!黒蜜も手作りだそうです。

先生曰く、「京都の鍵善さんなみにおいしいです(えっへん)!」

手が込んでますが、材料はシンプルなので夏の間に作ってみたいです。

葛が命なので、よいものを使ってくださいとのこと。奈良で買ってくればよかった、というか京都で鍵善さんにも行きたかったです。いろいろ勉強になりました。

 

【昨日の一日一新】

1.ユーグレナ アルジーバー

2.misoca 更新

3.和菓子 撫子、女郎花、葛切り(自作)

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綾野 真紀

名古屋在住の女性税理士&唎酒師です。今のところお仕事以外のことをメインに書いています。きしめん住よしのデララバさんです。住よしご一緒してくださる方♪2024/3/30のブログをご確認の上お問い合わせくださいませ(期間限定)。